- お墓に寿命はありますか?
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昔にくらべて、石を切削・研磨する機械や技術が飛躍的に進歩し、硬くて丈夫な石でも難なく扱えるようになりました。また、セメントやコーティングなど、耐性の高いお墓をつくるためのあらゆる技術が日々研究されています。それでも、常に風雨にさらされつつ未来永劫かたちが残っているものはありません。お墓の場合は、50~100年ぐらいで表面がざらついてつやがなくなったり、セメントが劣化したりしますから、そのぐらいの時期が寿命といえるでしょう。
- 同じ敷地内にあるいくつかの墓石を、ひとつにまとめたいのですが?
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同じ敷地内であれば、法的な手続きは必要ありません。一般的な方法としては、新しい墓石とともに墓誌を用意し、おまとめになる故人の戒名などをすべて記します。条件にもよりますが、新しい墓石の下などに既存の墓石を埋めることもあります。
仏教の場合、閉眼供養及び開眼供養も併せて行いますので、ご住職にご相談ください。
- 地震や台風など天災でお墓が壊れたとき、修理費の負担は?
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原則として天災が原因の墓石修理は、お客さまのご負担となります。保険会社などで墓石用の天災補償サービスを行っているところもありますので、ご検討ください。
- お墓のまわりに雑草が生えるのを抑えることはできますか?
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玉砂利を敷いて、土を日光から遮断することで、雑草を抑制できます。コンクリートを併用する場合もあります。
- お墓参りのときに、墓石にお酒をかけるのは問題ないのでしょうか?
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墓石を長持ちさせる、という観点からいえば、決して好ましいことではありません。石の隙間に残ったり地中にしみたお酒が発酵し、虫が寄ってくる原因になります。石によっては、アルコールで変色する恐れもあります。
カップのお酒などを封を切らずお供えして、お参りがすんだらお持ち帰りになるのがよいでしょう。どうしても墓石にお酒をかけるのであれば、そのあと水でよく洗い流してください。