1969年(昭和44年)に、先代が弘前市に川越石材店を起業いたしました。
建設会社の設立が夢だった私は、中学卒業後すぐに建築の勉強をするための学校へ入学しましたが、2年間学んだ頃、両親から墓石店を私に継いでほしいという要望があり、すぐに家業を継いでゆく決心をしました。そのため、3年間茨木県で墓石制作の修行をし、その後当店に戻ることとなりました。
それまで勉強してきた作図のノウハウは、墓石制作にも大変役立ち、お客様に図面で完成図をお見せするという、当時石材店としてはまだ珍しかったサービスを始めました。今でさえ、パソコンを使った設計図(CAD)が当たり前になってきていますが、当時はまだ手書きでの図面でした。当県では私どもが先行していたことから、他の商社へ墓石の設計図の書き方を教えることもたびたびありました。
1986年、私が32歳のときに代表取締役に就任いたしました。以来、先代から引き継いだ地域からの信頼を守り、お客様第一主義、すなわち、『お客様の心にそった墓石を作る』、『きちっとした仕事をする』、『悪いものは勧めない』をモットーに、お客様に喜んでもらえる墓石づくりを目指しております。正確な完成図とともに明確な見積り額を提示し、納期は必ず守り、安心してお任せしていただけるよう、心がけております。また当店の職人は、みな長く勤めています。長く作り続けているからこそ持つ職人技は、100年単位でお使いいただける安心の墓石を提供しております。
㈲川越石材店代表取締役 川越帝男