まずは、どのようなお墓を建てるか大まかな方針を決め、宗旨・宗派、立地、雰囲気、区画の広さなど、それに適した墓地を選ぶことから始めましょう。

墓地には、次の形態があります。

公営墓地

地方自治体が管理する墓地です。比較的費用が安く、宗旨・宗派を問わず受け入れが可能です。抽選制または許諾制のため、倍率や資格によっては選に漏れる場合があります。

寺院墓地

お寺が管理する墓地です。通常は、そのお寺の檀家となり、寄付やお布施、行事に参加することなどが求められます。宗旨・宗派に制限がありますが、法要とお墓参りがワンストップで行え、お寺と密な関係が築けるのが魅力です。

民営墓地（霊園）

宗教法人や公益法人が運営する墓地です。予算やニーズに合わせて柔軟なプランが組め、お墓のデザインも比較的自由にできます。また、公園墓地やガーデニング霊園のように、モダンな景観を備えたところも増えています。

「墓地を購入する」といった場合、土地そのものの所有権ではなく、半永久的な「使用権」を購入する、というかたちになります。この使用権購入にかかる費用を永代使用料（冥加金、志納金）と呼びます。永代使用料は、契約を解約しても基本的に払い戻しされませんのでご注意ください。

墓地を確保されましたら、この時点でぜひ一度ご来店くださいませ。お客様のご希望と供養のお気持ちをしっかりと受け止め、石材、デザイン、彫刻、施工、ご予算、墓地など、あらゆる角度から最適なプランをご提案いたします。

あらかじめ、以下の情報をおまとめいただきますと、スムースに運びます。

• 故人の「戒名」「俗名」「没年月日」「享年」など
• 家紋
• 「施主」「建立年月日」
• 墓地について

墓石の加工から設置まで、一連の作業に要する費用を、石材費・加工費・付属品・文字彫刻費・基礎工事費・据付費・運搬費といった具体的な項目として明示し、その内容についてしっかりご説明いたします。決して急な契約や強引な営業はいたしません。充分にご納得いただいた上で、安心してご契約いただけます。

ご契約後、いよいよ施工となります。工事内容によりますが、完成まで1～2か月頂戴します。当社は納期厳守が自慢です。完成までしばらくお待ちください。

お墓の据え付けが終わり、納骨式を執り行うことで、はじめてお墓として完成します。納骨式の形式は、宗教によってさまざまです。

納骨式に先立ち、仏教では開眼供養（建碑法要）、キリスト教では追悼ミサ、神道では五十日祭を行います。最近では、このような儀式と納骨式を一体として営むことも多いようです。